機内の超乾燥環境は、人間の皮膚バリア機能に深刻なストレスを与える。気圧の低さと湿度の低さが重なることで、角層からの水分蒸散速度は地上に比べて一気に加速するからだ。この課題に対し、世界を代表する航空業界と最先端の美容・コスメ産業がタッグを組んだ研究が活発化している。
特に業界をリードする資生堂をはじめとするグローバルブランドは、気圧変化による皮膚の微細構造の変化に着目したテクノロジーを次々と投入。微粒子化したヒアルロン酸や特殊な皮膜形成ポリマーを配合し、長時間にわたって水分の蒸散を防ぐシールド技術が新たな標準となりつつある。