なぜこの2人の関係は、スキャンダル発覚から長期間が経過した今もなお検索され続け、世間の関心を引きつけるのでしょうか。その決定的な発火点となったのが、2017年の不倫報道直後に行われた「政策顧問への起用」という前代未聞の人事でした。
当時、週刊文春によるW不倫疑惑が報じられた直後、民進党を離党して無所属で出馬した山尾氏は、激戦の衆院選を僅差で勝ち抜きました。しかし、当選直後の2017年11月、自らの政策顧問に報道の当事者であった倉持弁護士を正式就任させたのです。この人事に対し、有権者やメディアからは「有権者への背信行為」「公私のケジメがついていない」と猛烈な批判が巻き起こりました。
山尾氏側が掲げた起用理由は「憲法改正論議をリードするために、倉持氏の卓越した法的知見が不可欠である」という政策本位の論理でした。感情論を排して能力を最優先するという主張でしたが、世論が受けた倫理的ショックはあまりに大きく、これが「2人の関係は特別なものではないか」という疑念を決定づける要因となりました。