林業機器の世界的大手であるスチール(STIHL)やハスクバーナ(Husqvarna)は、自社製品のポテンシャルを100パーセント引き出すため、独自の超高性能純正オイルを開発している。例えばスチールの「HPウルトラ」は、完全合成油ベースで作られており、カーボンスラッジの発生を極限まで抑え込みながら卓越した生分解性を誇る。
北欧の厳しい環境下で鍛えられたハスクバーナの「LS+」や、国産の雄であるハスクバーナ・ゼノア(Zenoah)の純正FD級オイル、そしてやまびこ(YAMABIKO / 共立・新ダイワ)が展開する「やまびこ純正オイル」もまた、過酷な日本の湿潤気候と急勾配での高回転作業を念頭に置いた専用調合だ。
汎用オイルとの価格差は数百円から千円程度に過ぎないが、メーカー純正のハイエンドオイルを使い続けた個体は、数シーズン経過後もピストンヘッドが鏡面のように美しく保たれる。機械の買い替えサイクルを考慮すれば、純正ハイグレードオイルへの投資は結果として最大のコスト削減につながる。