ハイキュー田中の名言「平凡な俺」が刺さる理由!何巻何話かも徹底解剖

ハイキュー田中の名言「平凡な俺」が刺さる理由!何巻何話かも徹底解剖

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作品を愛するファンの間で「ハイキューの名言の中でも最も心に刺さる言葉」として幾度となく挙げられるのが、春高バレー2回戦・稲荷崎高校戦における田中の自問自答です。この決定的瞬間がどのエピソードで描かれたのか、単行本とアニメ双方のメディア情報を精確に整理しました。

原作漫画では単行本第30巻・第263話「パイパー」に収録されています。アニメシリーズでは第4期『ハイキュー!! TO THE TOP』第16話「失恋」のクライマックスから第17話の幕開けにかけて映像化されました。

舞台となったのは、優勝候補筆頭と目される兵庫県代表・稲荷崎高校との息詰まる第2セット終盤。相手ブロッカーの角名倫太郎や屈指のスパイカー尾白アランに執拗にマークされ、連続してドシャット(完全シャットアウト)を食らい、自らのミスが失点に直結する絶体絶命の窮地に田中は追い詰められました。烏野の攻撃が息切れしかけたそのとき、田中の脳裏を去来したのがこの内省のモノローグです。

「ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか」──。自暴自棄になるでもなく、かといって現実から目をそむけるわけでもない。惨めな現状を1ミリも美化せずに受け止め、顔を上げた瞬間の描写は、アニメ版における林勇の神がかった迫真の熱演と相まって、観る者の呼吸を奪うほどの緊張感を生み出しました。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。