オールバックの持ちを決定づけるのは、高価な整髪料ではなくブローによる「ベース作り」です。髪は熱が加わって冷める瞬間に形状が固定される性質を持つため、濡れた状態からのドライヤーワークが全体の仕上がりの8割を左右します。
プロが現場で実践する、湿気にも負けないメンズオールバックのセット手順は次の4ステップです。
ステップ1:水分を含ませてからの根元ドライ
髪全体を根本からしっかり濡らし、タオルドライ後に前髪の生え際から温風を当てます。手ぐしや目の粗いコームで前髪を後ろに引っ張りながら、根元を立ち上げるように熱を入れます。
ステップ2:冷風による形状記憶
前髪からトップにかけて理想の毛流れを作った状態で、ドライヤーの「冷風」を5〜10秒間当てます。このワンアクションを挟むだけで、日中の前髪の落ちてくる現象を劇的に防ぐことができます。
ステップ3:整髪料の均一な塗布
500円玉大のポマードまたはグリースを手のひらと指の間にしっかり伸ばします。後頭部、サイド、トップ、前髪の順に、根元から毛先へと揉み込むように馴染ませます。最初から前髪につけすぎると重みで立ち上がりが潰れる原因になります。
ステップ4:メッシュコームによる毛流れの整流
最後に目の粗いメッシュコームを通し、適度な束感を整えます。ピッチの細かすぎるコームを使うと昭和風のペタッとした質感になりやすいため、ざっくりとした隙間感を作るのが今風に仕上げる秘訣です。