産婦人科で妊娠が確定した後の医療処置は、「妊娠を継続して出産を希望するか」「人工妊娠中絶を選択するか」によって大きく分かれます。
妊娠の継続を希望する場合、医師は超音波で確認しながらミレーナの除去糸を慎重に牽引し、器具を抜去するのが標準的な方針です。ミレーナを子宮内に残したまま妊娠期間を過ごすと、絨毛膜羊膜炎などの重篤な子宮内感染、早期破水、流産・早産のリスクが極めて高くなるためです。
ただし、器具を抜去する処置そのものによっても、約10〜20%の確率で流産が誘発されるリスクが存在します。医師から十分なインフォームドコンセントを受け、母体と胎児の安全を最優先に経過を観察していく必要があります。
一方、妊娠の継続を望まない場合は、人工妊娠中絶手術の過程でミレーナの抜去が同時に行われます。処置後は子宮の回復を待ち、今後の避妊計画(ミレーナの再装着、低用量ピルへの移行、コンドームの併用徹底など)を医師と再構築していく流れとなります。