関智一のキャリアを語る上で外せないのが、まったくベクトルの異なる3大キャラクター――骨川スネ夫、不死川実弥、ギルガメッシュの存在です。同一人物が演じていると知って驚愕する視聴者も少なくありません。
『ドラえもん』のスネ夫役では、鼻にかかった独特のトーンと調子の良い媚び声を見事に操り、毎週のお茶の間に笑顔を届けています。一方で『Fate』シリーズのギルガメッシュでは、地を這うような重厚さと天空から見下ろすような高慢さを同居させ、「雑種」のひと言で空間を支配する怪演を披露しました。
さらに世界的大ヒット作『鬼滅の刃』の不死川実弥役では、柱稽古編から無限城編へと続く緊迫した戦いの中で、血を吐くような咆哮と繊細な情愛の二面性を表現。これほど極端なキャラクターたちを完璧に成立させるレンジの広さこそ、業界関係者が口を揃えて絶賛するポイントです。