産後1ヶ月を迎え、出血の中に「レバーのような赤黒い血の塊」が混ざっていたり、一度治まったはずの出血が真っ赤な鮮血へと逆戻りした場合は、生理と片付けるのは極めて危険です。真っ先に疑うべきは「子宮復古不全(しきゅうふっこふぜん)」です。
子宮復古不全とは、分娩後に元の鶏卵大サイズ(約50〜60g)へと急速に縮小すべき子宮が、何らかの原因で収縮不良を起こし、胎盤が剥がれた創部からの止血が遅れている病態を指します。胎盤や卵膜の一部が子宮内に残存している「胎盤遺残(たいばんいざん)」や、子宮内に細菌が入り込んで炎症を起こす「子宮内膜炎」が引き金となります。
自覚症状から危険度を判定するチェックリストを活用し、母体の危険レベルを把握してください。
特に産後1ヶ月 出血 鮮血 塊という組み合わせは、子宮内に溜まった血液が排出されずに凝固し、それが一気に押し出された証拠です。「もう産後1ヶ月だから大丈夫」という過信は捨て、上記の危険項目に1つでも該当する場合は、迷わず出産した産科施設へ電話で指示を仰いでください。