朝青龍を語る上で欠かせないのが、後を追うように台頭してきた白鵬(現・宮城野親方)とのライバル関係です。激しい気迫を前面に出す「動」の朝青龍に対し、柔軟な受け止めから盤石の寄りをみせる「静」の白鵬。対照的な両雄の激突は、毎場所千秋楽の結びの一番を極上のエンターテインメントへと昇華させました。
両者の幕内対戦成績は朝青龍の12勝、白鵬の13勝(優勝決定戦を含めると13勝14敗)とほぼ互角。2000年代後半の大相撲人気は、まさにこの二大横綱が繰り広げた意地とプライドの鍔迫り合いによって牽引されていました。互いにリスペクトを抱きつつも、火花を散らした両者の対決は、今も相撲史に残る名勝負の宝庫です。