朝ドラ『マッサン』モデルの真相!竹鶴政孝とリタの壮絶実話と子孫の現在

朝ドラ『マッサン』モデルの真相!竹鶴政孝とリタの壮絶実話と子孫の現在

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マッサン エリー 実在人物である竹鶴リタは、グラスゴー近郊の町カーキンティロックスの医師の家庭に生まれました。第一次世界大戦で婚約者を亡くし深い悲しみに暮れていたリタは、弟の柔道の師として自宅に下宿していた青年・竹鶴政孝と運命的な出会いを果たします。

家族の猛反対を押し切って1920年に政孝と結婚したリタは、見知らぬ極東の島国へ渡る覚悟を決めました。言葉も文化も異なる日本で、彼女は懸命に日本語を習得し、納豆や塩辛まで手作りして政孝を支える「完璧な日本の妻」となっていきます。

北海道の余市蒸溜所 歴史は、ウイスキーが熟成するまでの過酷な資金難から始まりました。仕込んだウイスキーが樽の中で眠っている間、会社には一切の収入がありません。そこで政孝は「大日本果汁株式会社」を設立し、余市特産のリンゴを使ったリンゴジュースやアップルワインを製造・販売して糊口を凌ぎました。この「日(ニッ)本果(カ)汁」の略称が、後の「ニッカウヰスキー」というブランド名の由来です。

過酷な気候の余市で、リタは工場の従業員たちを家族のように慈しみ、「余市のお母さん」として愛されました。冷え込みが厳しい冬も、石炭直火蒸溜の熱気に包まれる現場の政孝を温かいスコットランド料理で迎えたリタ。彼女の内助の功なくして、余市のポットスチルが稼働し続けることはあり得ませんでした。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。