いまや朝食探しの主役は、分厚い情報誌でも総合グルメサイトでもなく、手のひらのマップアプリだ。現在地から「徒歩5分圏内」「いま営業中」の店舗を一瞬で絞り込めるGoogle マップの利便性は、モーニング体験のあり方を根底から覆した。これに伴い、店舗側のローカルSEO(MEO)対策も激化しており、最新のモーニングメニューや日替わりトーストの写真がリアルタイムで発信されている。
口コミや星の数を食べログでクロスチェックしつつ、外に出られない雨の朝にはUber Eatsで名店のモーニングボックスを取り寄せる——。位置情報テクノロジーとデリバリーインフラの進化は、私たちと朝食の距離をかつてないほど縮めた。もはや「どこに行けばいいかわからない」という言い訳は通用しない。スマートフォンの画面を指先でタップするだけで、周囲の隠れた名店が次々と浮き彫りになる。