承子女王殿下に対する国民やインターネット上の論調は、この十数年間で劇的な変化を遂げました。2000年代中盤の留学時代、SNS黎明期のブログ投稿を週刊誌が過剰に扇動し、一部で「奔放なプリンセス」といったステレオタイプな報道が先行した時期がありました。当時は皇族としての品位を問うような厳しい論調も見受けられました。
しかし、早稲田大学での地道な修学姿勢、父亡き後の高円宮家を支える健気な立ち居振る舞い、そして日本ユニセフ協会で10年以上にわたって誠実に勤務を続ける姿が報じられるにつれ、世論の評価は180度転換しました。SNS(旧Twitter・X)やポータルサイトのコメント欄を検証すると、現在では以下のような好意的な声が大半を占めています。
「普通の会社員と同じように満員電車に揺られ、地道に働き続けている姿に心から尊敬の念を抱く」「変に飾らず、自分の言葉で堂々と話される姿がかっこいい」「久子さまと並んで公務をされる姿には、父君の面影と芯の強さが感じられる」
職場や取材現場の関係者が一様に口を揃えるのは、殿下の「飾らない気配り」です。ユニセフ協会の同僚と社員食堂で談笑され、若手職員の悩みにも気さくに耳を傾けられるフラットな人柄は、海外生活で培われたオープンマインドの賜物といえます。偏見やバッシングに言い訳をすることなく、日々の誠実な労働と公務の実績によって自らの信頼を完全に勝ち取られた経緯は、現代を生きる多くの働く人々に勇気を与えています。