錆の進行は段階的に現れる。初期段階では表面に茶色い斑点や塗装の膨れが生じ、進行すると触ると崩れる「錆の層」が形成される。さらに悪化すると、フレームやマフラーに穴が開き、排気漏れや異音、走行安定性の低下といった明確な異常が出現する。オートバックスなど量販店の整備士によれば、車検時に下回りの錆を指摘される車両は年々増加傾向にあり、特に10年落ち以上の車では「指摘なしで通る方が珍しい」という現場の声もある。
実際にユーザーから寄せられる声を検証すると、「冬の後、下回りからポロポロと剥がれるような音がする」「ジャッキアップしたらフレームの一部が握りつぶせた」といった切迫した報告が少なくない。これらは単なる経年劣化ではなく、融雪剤や潮風による塩害が主因であるケースが大半だ。錆の放置は車両の資産価値を著しく低下させるだけでなく、安全性の面でも看過できない。サスペンションの取り付け部が腐食すれば、走行中に部品が脱落するリスクすらある。