インフレ傾向が定着しつつある現代において、パーソナルファイナンスの観点から「現金の価値」をどう捉えるかは極めて重要なテーマだ。300万円のキャッシュを一括購入で使い果たすことは、将来の不測の事態に対応する機会費用を失うことと同義でもある。
日本の基幹産業である自動車産業においても、電動化や安全装備の高度化に伴い車両本体価格の高騰が続いている。高額化するクルマを現金一括で買うハードルが上がる中、あえて低金利ローンを活用し、手元に残した余剰資金を資産運用に回して金利以上の利回りを狙うという、高度な資金繰りを選択する層も確実に増えている。