車のフロントガラスは一見フラットに見えても、縦横に複雑なカーブを描いています。四角くカットしたシートをそのまま貼ろうとすると、中央が垂れ下がって逆アーチ状になったり、端に巨大なシワが寄ったりして美しく仕上がりません。
プロが実践する型取りのコツは、マスキングテープと養生用PEフィルムを使った現車合わせです。
まず、ガラスの左右両端および中央部の高さを正確に計測し、上部20%の限界ラインより少し余裕を持たせた位置(18%〜19%程度)にマスキングテープでガイドラインを引きます。その上から広めの透明フィルムを貼り付け、ガラス上端のゴムモール(またはガラスフチ)と、下側のマスキングラインに沿って油性ペンで正確なラインをトレースします。
トレースしたフィルムをカッティングシートの裏紙に転写し、上下に約10〜20mmの余白(逃げ代)を持たせてカットします。この余白があることで、貼り付け位置が微妙にズレてもガラスの端でリカバーが可能になります。