Q1:歯科医師国家試験はなぜ医師国家試験(合格率約90%)と比べてこんなに合格率が低いのですか?
A1:最大の理由は、国の医療費抑制と歯科医療需給のバランスを取るための「需給調整政策」にあります。全国的な歯科医師過剰が問題視されたことを受け、厚生労働省が年間の合格者数を約2,000人前後に設定しているため、相対的に約35〜40%の受験生が不合格となる厳格な枠組みが作られているからです。
Q2:もし国家試験に不合格になってしまった場合、翌年の合格を目指すには何が一番大切ですか?
A2:既卒生の合格率が約27%と極めて低い最大の要因は、モチベーションの低下と最新出題傾向からの孤立です。合格を果たすためには、単なる独学を避け、最新の臨床実地・必修対策を網羅した信頼できる予備校や学習環境を確保すること、そして春先から基礎医学・病態学の理解を再構築する早期スタートが絶対条件となります。
Q3:大学ごとの「真の合格率」を見極めるにはどこをチェックすべきですか?
A3:大学のホームページ等で公表されている「新卒合格率」だけでなく、文部科学省が公表する「最低修業年限(6年間)での国家試験合格率」や、6年生の在籍者数と実際の出願者・受験者数の差異を確認してください。卒業保留者(留年者)を大量に出して合格率をつり上げていないかを精査することが、失敗しない大学選びのポイントです。