なぜチョコボールは、これほど長年にわたり人々の心を掴んで離さないのか。それは単なるお菓子の枠を超えた「エンターテインメント体験」をパッケージに組み込んだからにほかならない。
創業者である森永太一郎の精神を受け継ぐ森永製菓株式会社は、商品を売るだけでなく「ワクワク感」を提供するビジネスモデルを構築した。製菓・食品産業全体の歴史を見渡しても、半世紀以上にわたって同一コンセプトの懸賞・ノベルティキャンペーンを成功させ続けている例は他にない。YouTube時代の今、個人の開封体験がSNSでリアルタイムに共有されることで、キョロちゃんとエンゼルの伝説は新たなデジタル世代へと受け継がれている。