テレビ番組や大型ライブだけに留まらず、デジタル空間での露出が爆発的に増えたことが、皮肉にも悪質な投稿者の標的となる機会を増やした。個人の些細な言動を切り取り、文脈を折り曲げて拡散する「切り抜き動画」や、生成AIを用いて捏造された画像・音声による偽情報の拡散は、2026年の現在、より巧妙かつ悪質化している。
取材に応じたメディアアナリストはこう指摘する。「現在のSNS構造は、共感だけでなく『怒り』や『憎悪』の方が拡散のエンゲージメントが高くなりやすい。なにわ男子のようなトップアイドルは、単に目立つという理由だけで、歪んだ承認欲求やPV稼ぎの犠牲になりやすいのが実情だ」。ファン同士の対立を煽るまとめサイトや、収益化を目的としたアカウントが火種をくべ続ける悪循環も浮き彫りになっている。