憧れのアーケードゲーム筐体を手に入れるにあたり、越えなければならない物理的なハードルが存在する。まずは設置スペースと搬入ルートの確認だ。ドライブゲーム筐体は、シート部分とモニター・ステアリング部が分離できる構造が多いものの、1台あたりの重量は150kg〜250kgに達する。住宅の玄関ドアや廊下の幅、エレベーターの耐荷重を事前計測しておくことは必須条件だ。場合によっては専門のチャーター便や重量物運搬業者への依頼が必要になる。
次に電源環境だ。日本の家庭用コンセント(100V / 15A)で動作するモデルがほとんどだが、消費電力は1台あたり200W〜400W前後に達する。ツイン筐体で2台同時に起動する場合や、他の家電製品と同一回路で使用する場合はブレーカーが落ちないよう専用回路の確保が望ましい。また、ステアリングの強力なフォースフィードバックモーターやHパターンシフターの操作音は、想像以上に床や壁へ振動を伝える。防振ゴムマットの敷設や防音対策は万全にしておきたい。