出雲大社の正門(勢溜)の南側に広がる「神門通り」は、近年リニューアルが進み、伝統とモダンが融合した活気あふれるグルメストリートとなっています。参拝後の楽しみとして外せないのが、三大そばの一つに数えられる「出雲そば」と門前スイーツです。
出雲そばの神髄「割子(わりご)」と「釜揚げ」
出雲そばの最大の特徴は、そばの実を甘皮ごと丸々挽き込む「挽きぐるみ」製法による、黒っぽい色合いと芳醇な香り、しっかりとしたコシです。食べ方には2大スタイルが存在します。
- 割子そば:朱色の丸い漆器が3段(またはそれ以上)に重ねられた名物。つゆを器に直接少量回しかけ、1段目を食べ終えたら残ったつゆを2段目へ移して薬味を足しながら楽しむスタイル。
- 釜揚げそば:茹で上がった熱々のそばをそば湯ごと器に盛り、好みの量のだし醤油や薬味を加えて食べる、発祥地ならではの温かい逸品。
現地で特に評価の高い名店として、創業200年以上の歴史を誇る「荒木屋」、地元客からの信頼が厚い「かねや」、太打ちの手打ち麺が絶品の「平和そば本店」などが挙げられます。休日の12時〜13時台は1時間以上の待ち時間が発生することも珍しくないため、「11時前の早めの入店」または「14時以降の遅めのランチ」に時間をずらすのが賢明な攻略法です。
神門通りで味わうべき注目スイーツ
出雲は全国の「ぜんざい」発祥の地(神在祭で振る舞われた「神在餅(じんざいもち)」が訛って「ぜんざい」になったとされる説)としても知られています。神門通り沿いには、香ばしい焼き餅が入った「出雲ぜんざい」の専門店をはじめ、地元産の木次乳業の牛乳を使ったソフトクリーム、縁結びをモチーフにしたハート形のかまぼこやクレープなど、SNS映えと確かな美味しさを両立したスイーツが目白押しです。