曲のハイライトとも言えるサビで登場するのが、ニルヴァーナのカート・コバーンと、その妻コートニー・ラブの名だ。「カートのやうに」「コートニーのやうな」という対比。過剰で、破壊的で、けれどお互いなしでは息もできなかった二人の伝説的ロックカップルを自分たちの関係になぞらえる行為は、甘美でありながらどこか破滅の匂いを漂わせる。
フィクションの物語ではなく、実在した悲劇のアイコンを固有名詞として歌詞に叩きつける手法。これは単なるサブカルチャーへのオマージュではない。目の前にいる「あなた」との関係を、伝説の二人と同等の熱量で肯定したいという、若さゆえの切実なエゴの表明なのだ。