この楽曲を語る上で欠かせないのが、女優・高畑充希の類まれな歌唱力と、映像ディレクター児玉裕一によるダイナミックな演出だ。ミュージカル仕込みの伸びやかな歌声を街角で響かせ、雨上がりの舗道を軽やかにステップする高畑の姿は、広告業界に強烈なインパクトを与えた。
児玉の手掛けた映像は、日常の風景を瞬時にブロードウェイの舞台へと塗り替える魔法を宿していた。完璧なカメラワークと高畑の躍動感が見事にシンクロし、1分にも満たないCM枠を一本の極上ミュージカル映画へと仕立て上げたのだ。映像と音楽が完全に調和したこの作品は、企業のブランディングを超え、J-POP史に残る伝説的なコラボレーションとして今も語り継がれている。