2000年にリリースされ、ミリオンセラーを記録したモンスターアルバム『勝訴ストリップ』。この作品を特徴づけているのは、耳を突く歪んだ重低音と、容赦ない感情の吐露だ。ここで聴くことができる鋭利なギターサウンドの多くに、彼の手腕が刻み込まれている。
ただ力任せに鳴らすのではない。ボーカルの切実な声線に寄り添いながら、時に鋭く切り込み、時に退廃的な色彩を添える。彼が構築したギターアンサンブルは、アルバム全体に張り詰めた緊張感と圧倒的なリアリティをもたらした。スタジオの空気を一変させるような彼のプレイがあったからこそ、あの盤は時代を超越する狂気を宿すことができたのだ。