茨木高校の進学実績を語る上で最大のトピックは、大阪大学合格者数で全国1位を幾度となく獲得している実績と、京都大学合格者数の安定的な伸長(例年25〜35名規模)です。なぜ茨木高校はこれほど難関国立大学に強いのか、学校の教育構造と進路指導体制に迫ります。
第一の要因は、文理学科設置以降に磨き上げられた「探究型カリキュラム」と大学入試改革の親和性です。茨木高校では1年次から課題研究やプレゼンテーションを課し、文理問わず論理的思考力と文章表現力を徹底的に鍛え上げます。これが近年の京都大学・大阪大学における長文論述・記述重視の個別試験(2次試験)にそのまま直結しています。
第二の要因は、生徒同士が刺激し合う「高め合いの集団心理」です。職員室前や自習スペースには常に質問や議論を交わす生徒の姿があり、学校全体に「京大・阪大・国公立医学部を目指すのが当たり前」という空気が醸成されています。教員側も早期から志望を下げさせず、記述答案の個別添削を何十回も繰り返す熱心な伴走体制を敷いています。
さらに、単なる詰め込み教育ではなく、後述する部活動や学校行事に全力を注ぐことで培われる「土壇場の集中力と精神力」が、高校3年の夏以降の爆発的な学力伸長を支えています。部活動を完全引退した秋以降、浪人生を含めた模試で現役生が凄まじい追い上げを見せるのは茨高生の真骨頂と言えます。