現代の日本政治を語る上で欠かせない小泉家の権力基盤は、間違いなくこの又次郎の手によって切り拓かれました。小泉又次郎の家系図を整理すると、現代へと続く明確な権力継承の系譜が見えてきます。
又次郎には男子がいなかったため、最愛の娘・芳江の婿養子として鹿児島県出身の代議士・鮫島純也(後の小泉純也・元防衛庁長官)を迎え入れました。この純也と芳江の間に生まれたのが、第87・88・89代内閣総理大臣を務めた小泉純一郎(又次郎の孫)です。さらにその息子である俳優の小泉孝太郎、そして衆議院議員の小泉進次郎(又次郎の曾祖父にあたる関係)へと、その血脈は4代にわたり受け継がれています。
小泉純一郎が見せた「自民党をぶっ壊す」という既成概念を打破するワンフレーズ政治や、大衆の感情を鷲掴みにする劇場型政治のスタイルは、祖父・又次郎が街頭演説で民衆を熱狂させた手法と驚くほど酷似しています。大衆に直接語りかけ、空気を一変させる天性のパフォーマティビティは、小泉家の揺るぎない政治的DNAとして現代の進次郎氏にも脈々と息づいています。