次亜塩素酸スプレーの危険性と真相|空間噴霧や自作の落とし穴を徹底解説に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
消費者が最も陥りやすい重大な落とし穴が、ハイターやブリーチに代表される塩素系漂白剤の主成分「次亜塩素酸ナトリウム」と、除菌スプレーとして用いられる「次亜塩素酸水」の混同です。名称は酷似していますが、液性・毒性・用途は完全に異なります。
比較項目次亜塩素酸水(スプレー用)次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤希釈液)消毒用エタノール(アルコール)液性(pH)弱酸性〜微酸性(pH 5.0〜6.5)強アルカリ性(pH 10〜12以上)中性付近(pH 6.5〜7.5)人体・粘膜への影響刺激性は極めて低い(水に戻る)皮膚を腐食・失明や肺損傷リスク高皮脂脱脂による手荒れ、引火性ありスプレー噴霧の可否対象物への直接スプレーは可能【厳禁】霧化吸入・目への飛散は危険可能(換気・火気厳禁)ノロウイルスへの効果有効(汚れ除去後80ppm以上)極めて有効(200〜1,000ppm)効果が低い(酸性タイプ除く)保存期間と安定性短期間(冷暗所で1〜3ヶ月)希釈後は当日〜数日で失活長期間安定(密閉保管)
次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性であり、タンパク質を融解させる性質を持ちます。家庭用漂白剤を水で薄めてスプレーボトルに詰め、室内に吹きかける事故が度々報告されていますが、微細なミストを吸い込むと気道粘膜や肺胞を痛め、化学性肺炎や急性呼吸不全を引き起こす恐れがあります。絶対に漂白剤をスプレー容器に入れて噴射してはいけません。