「雲の万人」の真相を突き詰めると、その大半は「雲の番人(くものばんにん)」の入力ミス・誤変換に行き着きます。
日本語入力システム(IME)において、「ばんにん」と入力して変換キーを押すと、文脈や直前の入力履歴によって「万人」と「番人」の双方が候補に表示されます。特にスマートフォンでのフリック入力や予測変換を素早く確定する際、「番人(見張り・守護者)」と打つつもりが「万人(多くの人)」を選択してしまうトラブルが日常的に発生しています。
本来意図されていた「雲の番人」は、古くからファンタジーRPGのモンスター名、アニメの称号、あるいは雄大な山岳写真のキャプションなどで親しまれてきた表現です。守護者を意味する「番人」が、誤って「万人」と表記されたことで、「空の上に1万人の何かがいるのか?」というシュールな疑問を生み出し、言葉が独り歩きを始めました。