耳鼻科器具の劇的進化!内視鏡や開口器が拓く安全な臨床の最前線

耳鼻科器具の劇的進化!内視鏡や開口器が拓く安全な臨床の最前線

耳鼻科器具の劇的進化!内視鏡や開口器が拓く安全な臨床の最前線の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

器具の進化は、単なる「使いやすさ」の追求にとどまらない。院内感染対策の厳格化を受け、厚生労働省や医薬品医療機器総合機構(PMDA)が示すガイドラインは、器具の滅菌・洗浄プロセスのトレーサビリティ確保を強く求めている。

複雑なルーメン(管腔)を持つ吸引管や鉗子の内部は、通常の用手洗浄だけでは微細な血液・粘液タンパクが残留しやすい。そのため、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)や低温プラズマ滅菌に耐えうる高耐久性特殊鋼の採用、さらには分解洗浄がワンタッチで行えるセパレート構造の器具が業界標準となりつつある。感染管理の向上は、器具単体の性能だけでなく、洗浄・滅菌・保管に至るトータルシステムの最適化によってのみ達成される。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。