キー局男性アナウンサーの採用倍率は毎年数百倍から千倍以上とも言われており、入社を果たすアナウンサーたちの学歴と経歴は極めてハイレベルです。
出身大学の内訳を見ると、慶應義塾大学と早稲田大学が双璧を成し、そこに東京大学、上智大学、立教大学、明治大学などの難関校が続きます。しかし、単に学力が高いだけでは採用の門をくぐることはできません。近年特に評価される「3大バックボーン」が存在します。
第一に、「体育会出身の体力とメンタル」です。全国大会出場経験を持つ野球部、サッカー部、ラクロス部などの出身者は、生放送の過酷なシフトや早朝・深夜勤務に耐えうる頑健な体力と、上下関係を弁えた礼儀正しさが高く評価されます。TBSの南波雅俊アナのように、学生時代に硬式野球部で実績を残した経歴が、後の実況やバラエティでのバイタリティに直結している好例もあります。
第二に、「ミスター大学コンテストや学生キャスター出身」の存在です。カメラの前に立つことに対する事前の適性や、自己プロデュース能力が学生時代から証明されている候補者は即戦力として重宝されます。
第三に、「異色の専門性を持つ理系・大学院出身者」です。元日本テレビで現在は同志社大学助教も務める桝太一アナ(東京大学大学院農学生命科学研究科修了)のように、専門的な科学知見をわかりやすく伝える能力は、ニュースの信頼性を高める強力な武器となっています。