インターネット上の誤った裏ワザ記事や動画において、「熱湯で一気に流すと効果が倍増する」という危険な情報が拡散されることがあります。製造元である和協産業の公式見解でも、熱湯(60℃以上)の使用は固く禁じられています。
熱湯が危険な理由は配管の軟化だけに留まりません。ピーピースルーFは、アルカリによる鹸化反応と同時に「酸素系発泡成分」が物理的な剥離を助ける仕組みになっています。そこへ80〜100℃の熱湯を注ぐと、反応速度が異常に加速し、強烈なアルカリミスト(飛沫)と蒸気が排水口から逆噴射する恐れがあります。
この強アルカリ蒸気を吸入すると気道粘膜の損傷を引き起こし、目に入れば失明の危険を伴います。配管の保全と人体保護の両面から、「必ず40℃〜50℃のぬるま湯で、粉末の外周を撫でるようにゆっくり注ぐ」という基本ルールを1ミリも崩してはなりません。