現代の日本において位階制度は憲法下で適切に再構築され、現在は「栄典制度」の一環として内閣府賞勲局が事務を担当しています。原則として、1964年の閣議決定以降、生前の授与は行われず「故人の生前の功績を讃える没後叙位(追贈)」として運用されています。
従三位に選定されるための叙位基準は非常に厳格です。内閣の閣議決定を経て、天皇の御裁可(親裁)を得て正式に授与されます。
【従三位が授与される主な基準・対象者】
- 国政・司法の要職経験者:国務大臣(各省大臣)を長年務めた人物、衆参両院の副議長、最高裁判所判事など。
- 世界的学術功労者:ノーベル賞(物理学賞・化学賞・生理学医学賞など)を受賞した日本の最高峰研究者・科学者。
- 地方自治・行政のトップ:大都市圏の知事や長年にわたり地方自治に卓越した功労を残した首長。
- 国家的な文化・スポーツ振興者:文化勲章受章者、日本芸術院会員、国民的規模で日本社会の発展や国際的威信の向上に寄与した人物。
評価される功績理由は「長年ひとつの道を究め、国民生活の向上や国際社会における日本の地位向上にどれだけ寄与したか」という多角的な実績です。