鳩山由紀夫氏に死亡説が流れる決定的な要因となったのが、実弟である元総務大臣・鳩山邦夫氏の急逝です。
鳩山邦夫氏は、文部大臣、労働大臣、法務大臣、総務大臣などを歴任した政界屈指の重鎮でしたが、2016年6月21日に67歳の若さで都内の病院にて逝去されました。当時の公式発表および報道各社の取材データによると、正式な死因は「十二指腸潰瘍」でした。
邦夫氏は亡くなる直前の国会審議や公の場において、以前の体格から明らかに激痩せした姿が目撃されており、政治記者の間でも体調を心配する声が相次いでいました。そのため、訃報が全国速報として大々的に報じられた際の社会的インパクトは極めて大きなものでした。
日本の近代政治史において「鳩山兄弟」は、新党結成や政権交代の主役として常にセットで報じられてきた経緯があります。そのため、普段あまり政治ニュースを細かく追っていない層を中心に、「鳩山元首相(兄)が亡くなった」という記憶のすり替えや混同が生じることとなりました。