映画本編において最も象徴的なのは、モンスターズ・インクのテレビCM放映シーンだろう。苦労して撮影に協力したにもかかわらず、完成したCMでは企業の社名ロゴがマイクの顔を完全に覆い隠してしまう。普通のキャラクターならショックで落ち込むような場面だ。
だが彼は違った。腕を振り回して跳び上がり、「見ただろ!? 俺がテレビに映ってたぞ!」と叫んで大喜びしてみせる。このシーンの切抜き動画が2026年、TikTokのショート動画として再び大流行した。「SNSで自分の努力が報われない」「他人に手柄を持っていかれた」といった現代特有の不満や悲哀を吹き飛ばす最強の「メンタル回復薬」として、若者たちの間で空前のバズを起こしているのだ。