過去に社会的な大問題へと発展した東大生事件一覧を振り返ると、個人の偶発的な逸脱にとどまらず、組織や集団心理が絡み合った深刻な事案が確認できます。
代表的な事例として今なお語り継がれるのが、2016年に発生した東大サークル強制わいせつ事件の真相です。工学部の男子学生ら複数名が女子大生に対して集団で暴行を加えたこの事件は、エリート学生たちが閉鎖空間で見せた悪質な集団心理と女性蔑視の構造が法廷で厳しく断罪されました。この事件は後に社会派小説の題材となるなど、大学の枠組みを超えた社会問題として議論を呼びました。
また、2026年の大学入学共通テスト当日に東大前で発生した東大刺傷事件の犯行動機も、学歴社会の闇を象徴する出来事でした。当時高校生だった犯人は「東大医学部を目指していたが成績が落ち込み、絶望して事件を起こした」と供述。東大という存在そのものが一部の受験生にとって過度な強迫観念となり、凶行へと駆り立てた凄惨なケースとして記憶されています。
さらに学生だけでなく、東大教授の逮捕も度々社会を揺るがしています。過去には公的研究費の不正受給・横領事案や、優越的な立場を悪用したストーカー・ハラスメント事案などで現職教員が司直の手によって逮捕される事態が発生しています。