ダブルウォールグラスが「結露しない」「熱い飲み物を入れても素手で持てる」最大の理由は、二枚のガラスの間に設けられた中間層にあります。熱伝導率は物質によって大きく異なり、一般的なガラスの熱伝導率が約0.8〜1.0 W/(m・K)であるのに対し、乾燥空気の熱伝導率はわずか約0.026 W/(m・K)と、約30分の1以下しかありません。
冷たい液体を注いだ際、外側のガラス表面温度が周囲の室温に近く保たれるため、空気中の水蒸気が冷やされて液化する「露点温度」に達しません。これがデスク上の書類やパソコンを水浸しにしない決定的な仕組みです。同様に熱湯を注いでも熱が外層へダイレクトに伝わらないため、取っ手のないストレートな形状でも快適にホールドできます。