ネット上の情報では「湊川親方はすぐにでも新部屋を建てる」「すでに土地を確保した」といった憶測が飛び交うことがありますが、ここには制度上の盲点と誤解が存在します。
最も大きな論点は、「常盤山部屋の部屋継承」と「湊川部屋としての分家・独立」のどちらを選択するかという点です。
現師匠である常盤山親方の定年(再雇用期間を含む)を見据えた際、既存の施設と所属力士をそのまま引き継ぐ「部屋継承」という道も極めて現実的な選択肢として存在します。既存の部屋を継承する場合、設備投資のリスクを抑え、現役の関取や有望な若い衆をそのまま指導できる大きなメリットがあります。
一方で、自らの理想とする環境を一から構築する「湊川部屋の新設・完全独立」には、莫大な初期費用と人員配置のハードルが伴います。関係者の証言によれば、湊川親方自身は拙速な独立にこだわっておらず、師匠への恩義と部屋全体の安定を最優先に据えながら、長期的な視野で最適な選択肢を吟味しているのが実情です。