奥歯の最も深部に位置する親知らず(第三大臼歯)を取り除く外科的処置、いわゆる第三大臼歯抜歯術は、顎の骨構造や周辺筋肉にどのような影響を与えるのか。解剖学的なメカニズムは極めて明確だ。
下顎の親知らずが完全に埋伏している場合や、骨の中に深く埋まっているケースでは、抜歯に伴って歯槽骨と呼ばれる歯を支える骨が徐々に吸収・減量する。さらに、奥歯で噛みしめる際に使われる強力な咀嚼筋である「咬筋」の負荷が変化する。結果として咬筋肥大が抑制され、エラ部分の張りが和らぐ現象が観察されることがある。これが、いわゆる小顔効果として認識される主な要因だ。