新宿の覇権を争う二大スカウト会社、「バースト」と「ハーレム」。この二社の抗争こそが、物語の前半から中盤にかけてのメインディッシュだ。バーストの社長・山城神や、ハーレムを率いる幹部たちの思惑が交錯し、歌舞伎町は血で血を洗う縄張り争いに突入していく。
単なる会社同士の対立ではない。引き抜き、スパイの送り込み、そして寝返り。日常茶飯事のように繰り返される裏切り劇は、ビジネスの冷酷さと人間のエゴをこれでもかと見せつける。誰が誰と繋がり、誰をハメようとしているのか。その勢力図は目まぐるしく変化し、一瞬の油断が命取りになる緊張感が漂っていた。