ネット上の一部掲示板やSNSでは、ゴドノフ東京の閉店に関して「営業停止処分を受けたのではないか」「政治的な嫌がらせで撤退を余儀なくされたのではないか」という極端な噂が囁かれることがありました。しかし、これらは明らかな誤解です。
同店は衛生基準やコンプライアンス上の問題を一切起こしておらず、商業施設側の契約ルールに則った円満な契約満了退店でした。また、運営元であるZatoグループ(株式会社ワールドリカーインポーターズ/株式会社ザート商会)は、ドイツビールやベルギービールをはじめとする欧州飲食文化を日本に紹介するリーディングカンパニーであり、事業ポートフォリオの最適化を進める中で丸ビル店をクローズさせたのが真相です。
では、ゴドノフ東京の移転先や再オープンの計画はどうなっているのでしょうか。
かつて同グループは西武池袋本店に「ビストロ ゴドノフ」を展開するなどブランドの多角化を試みていましたが、百貨店側のフロア改装や親会社の再編に伴い、現在首都圏で「ゴドノフ」の名を冠した常設実店舗は稼働していません。2026年現在の業界関係筋の情報によると、「完全な同一屋号による新規単独路面店のオープンは未定」とされています。ただし、同グループが手掛ける輸入ビール&ワインの大型フェスやヨーロッパ関連の食フェア等において、看板メニューであるボルシチやピロシキのレシピを活かした限定提供が行われるケースがあり、ファンの受け皿となっています。