発表の舞台となったのは、自身の公式配信プラットフォーム「粗品 Official Channel」の生配信だった。かしこまった記者会見でもなければ、事務所を通じた定型のFAXコメントでもない。いつもの部屋で画面に向かい、雑談の合間に放たれた一言。「あ、そういえば離婚したわ」——あまりにも軽やかな告白に、チャット欄は一瞬静まり返り、次の瞬間に怒涛のコメントで埋め尽くされた。
破局の理由について粗品本人が語ったのは、価値観のズレやライフスタイルの変化という、極めてシンプルかつ現実的なものだった。多忙を極めるスケジュール、音楽活動や単独ライブへの没頭、そして彼独特の生き方。何気ない日常のすれ違いが少しずつ積み重なり、互いの未来を考えた結果としての合意だったという。
金銭面に関する憶測も飛び交ったが、ドロ沼の法廷闘争や法外な慰謝料請求といったトラブルは一切ない。関係者によると、双方が十分に納得した上で、財産分与を含めた話し合いは極めて円滑にまとまったとされている。泥臭いスキャンダルに仕立て上げることなく、自らの言葉とプラットフォームでファクトを提示する。その姿勢こそが、彼が現代のメディア環境で築き上げた圧倒的な発信力の証明でもあった。