競技のグローバルな隆盛を支える強固な組織構造も重要だ。1921年に前身の組織として設立された日本サッカー協会(JFA)は、草の根の育成年代からトップチームの日本代表に至るまで、一貫した強化方針と理念を掲げて国内の普及を推進してきた。シンボルマークに描かれた八咫烏(やたがらす)は、ボールをゴールへと導く導きの神として知られている。
一方、スイスのチューリッヒに本部を置く国際サッカー連盟(FIFA)は、世界200以上の国と地域が加盟するスポーツ界最大の統括団体だ。ルールの改正や国際大会の運営のみならず、巨額の資金循環を通じて途上国のスポーツ振興にも寄与している。国内組織であるJFAと世界組織のFIFAが密接に連携することで、国境を越えた巨大なエコシステムが維持されている。