アイドルの世界に目を向けると、乃木坂46に代表される「清潔感と親しみやすさ」を兼ね備えたビジュアルイメージが、長年にわたり圧倒的な支持を集めてきた。しかし、近年のデジタル空間においては、その評価軸に大きな変化が起きている。
TikTokやInstagramの普及により、完璧に作り込まれた写真以上に、日常のふとした瞬間や親しみやすい失敗談が拡散されやすくなった。短尺動画プラットフォームで注目を浴びるのは、完璧な美しさだけではなく、「ちょっとした隙」を見せられる器用さだ。写真の切り抜きからリアルタイムの動画へと主舞台が移ったことで、個人の魅力は静止画の美から「動きや雰囲気」へと拡張されている。