だが、その伝説は突然の暗転を迎える。2006年、山本圭壱の不祥事によって所属の吉本興業から契約解除が発表された。番組からの降板、そして長きにわたる芸能活動休止。めちゃイケのレギュラー陣やスタッフにとっても、それはあまりにも重く苦しい痛手だった。
相方を失った加藤浩次は、朝の情報番組などで司会者としての地位を確立しながらも、極楽とんぼの屋号を下ろすことはなかった。そして2016年7月、伝説の「地上波電撃復帰」が実現する。『めちゃイケ』スペシャル番組のカメラの前で、10年ぶりに再会した加藤と山本。二人が取っ組み合いの喧嘩を繰り広げ、本気でぶつかり合った泥臭い姿は、日本中のお茶の間に衝撃を与えた。
あれは単なるバラエティ企画ではなかった。加藤の相方への愛、岡村隆史らナインティナインを含む共演者の思い、そして吉本興業やフジテレビジョンの関係者が水面下で重ねた交渉と決断が生んだ、生のドキュメンタリーだったのだ。