いかに利便性が高く住みやすい街であっても、防災上のリスクを正しく認識しておくことは極めて重要です。住まい探しにおいて絶対に確認すべきなのが、大阪府守口市のハザードマップです。
守口市は北側を淀川、東側から南側を寝屋川・古川に囲まれた沖積平野に位置しており、地形学的には全体的に標高が低い平坦地です。そのため、想定最大規模の豪雨(1000年に1回程度)が発生した場合、淀川の氾濫や内水氾濫(下水道の排水能力を超えた浸水)によって、市域の広範囲で浸水被害が想定されています。
安全な物件選びを進める上では、以下の3つの防御策を講じることが必須条件となります。
① 階数の選定(垂直避難の確保):
ハザードマップ上で想定浸水深が2メートルから3メートル未満とされているエリアでは、単身者であっても1階の住戸は避け、2階以上(可能であれば3階以上)の部屋を選択することが生命と家財を守る基本となります。
② 水害対策済みマンションの選択:
近年の新築・築浅分譲マンションや賃貸物件では、電気室や受変電設備を中層階や屋上に配置し、エントランスに止水板を備えるなど、水害に強い構造設計が施されている物件が増えています。
③ 避難経路と地区防災計画の確認:
市役所から配布される防災マップに基づき、最寄りの指定緊急避難場所(高台や堅固な中高層公営施設)へのルートを平時から家族で共有しておくことが求められます。