大阪における路上客待ちの拠点は、キタ(梅田周辺)とミナミ(難波・日本橋周辺)の2大繁華街を中心に形成されています。現地での観察や聞き取り調査によると、待機する時間帯や年齢層にはエリアごとに明確な特徴が見られます。
梅田エリアで特に目立つのが、太融寺町から扇町公園へと抜ける路地裏や、地下街「ホワイティうめだ」の泉の広場周辺から地上へ出た付近の歩道です。夕方から深夜にかけて、スマートフォンを操作しながら一定間隔で立つ女性たちの姿が散見されます。年齢層は20代前半から30代半ばが中心で、服装も一見するとごく普通の若者と変わりません。目線を合わせると価格交渉を持ちかけてくるケースが多く、金銭の授受を前提としたホテルへの誘導が行われています。
一方、ミナミエリアでは、千日前や日本橋の雑居ビル街、いわゆる「座裏」周辺の路地が主なスポットとなっています。こちらは外国人観光客の増加に伴い、日本人女性だけでなく外国人女性が立つケースも確認されており、エリア特有の混沌とした様相を呈しています。提示される金額の相場はショート(1時間程度)で1万5000円〜2万5000円、ロング(宿泊を伴う長時間の拘束)で3万〜5万円前後が提示される事例が多く、個人間の交渉によって価格が上下する実態があります。