店舗デザインは、大阪の街が持つ独自の雑多さと、ミニマルで洗練された近未来感が絶妙なバランスで共存している。コンクリート打ち放しの無骨な壁面には、関西を拠点に活動するグラフィティライターの巨大なウォールアートが躍る。最新のデジタルサイネージが流れるような光のラインを描き、訪れる者の視線を奥へ奥へと誘っていく。
フロアを歩くと、シューズの摩擦音やスタッフと客の気さくな関西弁が心地よく混ざり合う。機能性重視のパフォーマンスラインと、エッジの効いたストリートウェアが明確にゾーニングされており、目的買いのランナーから最新のトレンドを追う若者まで、誰もが自分の居場所を見つけられる設計だ。ただ商品を陳列するのではなく、それぞれのアイテムが持つカルチャーの文脈を空間全体で語りかけてくる。