「油かす」と検索すると、食用のほかに家庭菜園や園芸用の肥料が出てきて戸惑うことがあります。混同しやすい両者ですが、原料も用途も完全に異なります。
園芸用の油かすは、菜種(ナタネ)や大豆から油を搾り取った後の搾りかす(植物性有機質)です。窒素成分が豊富で、葉や茎を丈夫に育てる元肥・追肥として古くから重宝されています。
園芸用として使う際の注意点は、未発酵の油かすを土の上にそのまま置くと、分解時に強烈な臭いが発生し、コバエなどの害虫やカビを誘引する原因になることです。家庭菜園やベランダ栽培で使う場合は、あらかじめ発酵処理が施された「発酵油かす」を選ぶか、土壌深くにしっかり埋め込んで表面を土で覆うことが効果的な虫対策になります。