大阪の魅力は古代・戦国にとどまりません。近世から近代へと時代が移り変わる中、大阪は「天下の台所」から日本一の経済都市「大大阪」へと劇的な進化を遂げました。
船場の北浜に佇む「適塾」は、幕末の蘭学者・緒方洪庵が開いた私塾。福澤諭吉、大村益次郎、橋本左内など、近代国家の骨格を築いた俊英たちが若き日を過ごした空間が当時の姿のまま保存されています。書生の柱に残る刀傷や当時の生活空間に触れると、日本の近代史を切り拓いた熱気が肌に伝わります。
そこから堂島川と土佐堀川に挟まれた中之島へ足を延ばせば、「中之島 レトロ建築巡り」のハイライトが迎えてくれます。
- 大阪市中央公会堂:株式仲買人・岩本栄之助の寄付により1918年に完成。ネオルネサンス様式の華麗な赤レンガ建築。
- 日本銀行大阪支店旧館:辰野金吾らが設計した重厚な近代建築の最高峰。
- 大阪府立中之島図書館:コリント様式の列柱が神殿のような荘厳さを醸し出す重要文化財。