大柴胡湯で痩せた噂の真相と防風通聖散との違いを徹底解剖

大柴胡湯で痩せた噂の真相と防風通聖散との違いを徹底解剖

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市販薬局やドラッグストアの漢方コーナーで、肥満改善薬として双璧をなすのが「大柴胡湯」と「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」です。パッケージの宣伝文句だけを見るとどちらも「お腹の脂肪を落とす」と謳われているため混同されがちですが、両者がターゲットとする体質は明確に異なります。自身のタイプを見誤ると、望んだ効果が得られないどころか体力を消耗してしまうため、事前の見極めが欠かせません。

項目大柴胡湯(だいさいことう)防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)編集部の見解・選択の基準適応する体質(証)体力がある実証型(中等度以上)体力充実の充実実証型(がっしり太鼓腹)どちらも体力がある人向けだが、防風通聖散の方がより瀉下・発汗の力が強い脂肪のつき方と部位上腹部(みぞおちから肋骨下)が張りやすい内臓脂肪型へそ周りを中心に全身へたっぷりついた皮下脂肪型「胃のあたりが苦しい」は大柴胡湯、「下腹が垂れ下がる」は防風通聖散精神・自律神経状態イライラ、不眠、更年期の情緒不安定、ストレス食い暑がり、多汗、単なる過食・旺盛な食欲精神的ストレスが肥満の引き金になっている場合は大柴胡湯一択主たる代表市販薬ビスラットゴールドEX、クラシエ大柴胡湯エキス顆粒ナイシトールZa、新・ロート防風通聖散錠満量知名度だけで選ばず、自身の脂肪部位とメンタル状態を照合することが必須

大柴胡湯と防風通聖散の違いを整理すると、前者は「神経の高ぶりやホルモンの乱れによって滞った代謝の回復」に主眼が置かれ、後者は「過剰な熱と老廃物を便や汗として強制的に排出させる強力なデトックス」に重きが置かれています。腹壁の緊張度を診る腹診において、みぞおちから両脇腹にかけて指を差し込んだ際に抵抗と痛みを感じる状態を「胸脇苦満(きょうきょうくまん)」と呼びますが、この兆候が明確にある人こそが大柴胡湯のベストパートナーとなります。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。