創始者亡き後の混乱に拍車をかけているのが、実子たちとの終わりの見えない確執だ。なかでも、かつて教団の要職を務めながらも離脱し、過激な批判を展開してきた長男の大川宏洋氏の存在は、今なお教団幹部にとって最大の脅威であり続けている。彼がYouTubeや各種メディア、著書を通じて告発し続ける教団内部の実情は、幹部陣が描いていた「平穏な世襲シナリオ」を跡形もなく粉砕した。
「正統な後継者は誰なのか」という根幹の問いに対し、教団側はいまだ明確な一元化された解を出せていない。現在は複数の最高幹部による集団指導体制を敷き、創始者の霊示を受ける形で運営を試みているが、実権をめぐる暗闘は絶えない。法的な遺産相続を巡る法廷闘争と、宗教的指導者としての権威の争奪戦。この双方が泥沼化する中、信者層の困惑と離脱は着実に進行している。